当院では、教育入院と同じレベルの療養指導が外来通院で可能なように、医療スタッフや医師でチーム医療を行っています。
糖尿病療養指導士の資格を持つ看護師4名が療養指導、フットケア、インスリン注射の指導を行います。また、常勤で、栄養食事指導専任の熟練した管理栄養士により、毎回充実した食事指導が可能です。従来のカロリーコントロールに加えて、新しい食事療法であるカーボカウント、糖質制限、地中海食などを取り入れ、食品のグリセミック指数（GI値）を考慮した食事指導を行い、食後血糖を大幅に改善するように努力しています。そして、理学療法士および運動療法士による運動療法の指導、薬剤師による薬剤指導を行います。

半年～1年で、教育入院を受けた時と同様のレベルまで患者さまがレベルアップするように心がけています。

　この10年間の糖尿病治療の進歩は画期的で、新しい優れた薬剤と新しい考え方の食事療法、運動療法を組み合わせることによって、以前では望んでも得られなかった良好な血糖コントロール（健康な人と同じ正常な血糖レベル）が可能になっています。すなわち、糖尿病の患者さんが、高血糖も低血糖も起こさず、一日中、安定した正常な血糖で過ごせることが現実のものとなっています。
現在、糖尿病に関して、さまざまな議論が学会やマスコミの中で行われていますが、糖尿病に関しては「誰が正しいか」ではなく、「何が正しいか」を理解下さることを願っています。当院へ通院した患者さまが一番喜んで下さり、我々に伝えて下さるのは、「とても嫌な重い低血糖発作が起きなくなり、生活が楽になりました。しかも、HbA1cも改善しています。」という声です。

　「健康な人と糖尿病の人との唯一の違いは血糖が正常であるか否か」だけです。血糖を正常にする（高血糖も低血糖も起こさない）治療が正しく、そうでない治療は間違っています。血糖を正常にすることがどんなに患者さんの状態を良くするか、合併症を減らすか、このことをお伝えしたくて、日々の診療を続けています。糖尿病で苦しんでいる患者さまの苦しみが少しでも軽くなりますように願っています。
（詳しくは医療記事「糖尿病の新しい治療：血糖正常化療法への招待」をご参照下さい。）

　循環器を専門として20年以上のキャリアがあります。
（九州大学病院、九州厚生年金病院、新日鉄八幡製鉄所病院、聖マリア病院などで研修を受けました）。
心エコー（世界最高のGE社製の最上位機種を使用）、頸動脈ドップラーエコー、血圧脈波診断装置、デジタル式24時間心電図など、最新の検査機器で精密検査し、重症の方は九州大学ハートセンターや福岡市こども病院などへ紹介いたします。

　常勤で、栄養食事指導専任の管理栄養士により、毎回充実した食事指導が可能です。従来のカロリーコントロールに加えて、新しい食事療法である糖質制限、地中海食などを取り入れ、食品のグリセミック指数（GI値）を考慮した食事指導を行い、ダイエット効果が上がるように努力しています。ダイエット効果の大きい糖質制限、および、リバウンドの少ない地中海食を希望される患者さまが多いです。糖質制限は万能ではなく、弱点も多いため、その対策についても指導いたします。