丸岡内科小児科クリニックでは福岡市東区千早近郊のかかりつけ医として
皮膚科・内科・小児科担当医が適切な診療・処方を行います
近年、小さなお子様から大人の方まで、アトピー性皮膚炎にお悩みの患者さんが増えています。適切な治療を行なえば、肌の状態が改善し、後は定期的なお肌のメンテナンスで維持できますが、最初の処置を間違うと炎症が常態化してしまうなどのトラブルに発展してしまいます。
当院は院内で皮膚科と連携し、適切な初期治療を提供しております。
アトピービジネス(悪徳業者)の影響で、全国的に治療が混乱しているのを憂慮し、日本一レベルが高い金沢大学皮膚科(竹原教授)の治療方式を取り入れ、最新のガイドラインである「日本皮膚科学会アトピー性皮膚炎診療ガイドライン(2008年改訂版)」に基づいて治療を行っています。
どんな重症のアトピー性皮膚炎でも治療可能です。
最初に皮膚で起きている激しい炎症を減らすために、外用治療を7~14日間行います。小児では1~2日、成人でも2~3日でかゆみがほとんど消失し、安眠できるようになります。ただし、この段階ではまだ皮膚に炎症の火種が残っているため、再発しやすく、不安定です。
次の段階の外用治療では皮膚に残っている炎症の火種を消す治療をします。この段階は小児では1~3ヶ月、成人では3~6ヶ月の期間が必要です。
皮膚の状態が落ち着いたら、保湿剤によるスキンケアで、長期間良い状態を維持できるようにします。顔面、あるいは色素沈着部(首回り、肘の内側、手首)には免疫調整剤(プロトピック軟膏)が適した場合もあります。
小児の場合は皮膚の発育、成長という大変有利な要素があり、皮膚が厚く、丈夫になるため、完全に落ち着いてくるケースが多いです。